動詞が形容詞化して、形容詞として使われているものを分詞形容詞と言います。特徴は感情を表す形容詞である事と、もとになる動詞が受身の意味を持っている事です。例えばsurprisingのもとの動詞はsurpriseですが、「~を驚かす」「仰天させる」という受身の意味ですbe surprised atという受動態で「~に驚く」と能動態の意味になると覚えたのでわかりますね。出る単語は決まっているので、丸暗記しましょう。全部感情です。
surprise(驚かせる),
puzzle(当惑させる、困らせる)
interest(興味をもたせる),please(喜ばせる)
tire (疲れさせる), bore(うんざりさせる、退屈させる)
disappoint(失望させる)amuse (楽しませる),
shock(衝撃をあたえる、びっくりさせる)
delight(大喜びさせる)
他の動詞の現在分詞や過去分詞も名詞を修飾しますが、その使い方は日本語訳と合っています。例えば
Look at that sleeping baby.
あの眠っている赤ちゃんを見なさい。
Look at that broken cup. あの壊れたカップを見なさい。
しかし分詞形容詞は日本語に頼ると間違いやすいので、上記にあげた感情を表す動詞の場合は特殊だと思ってそのルールを覚えて下さい。受身だとか能動だとかの概念もルールを適応する時には考えない方が混乱を避けられます。
ルール
1、その形容詞の意味上の主語(その感情の発生源)は何かを考えます。
2、その意味上の主語が物であればingで人であればedになります。
例文(
)の中にpuzzledかpuzzlingのどちらをいれるかの問題です。
I have a (
) problem. 私は困った問題を抱えている。
日本語は無視して、「困った」という感情の発生源は何かを考えます。それは意味上の主語とも一致します。困っているのはproblemです。problemは人ではなく物なのでingの方になります。I have a puzzling problem.が正解です。
I
am bored. 私は退屈している。
退屈しているのは私で人です。ですからedの方になります。
ところが、こんな問題があります。
Hamazaki
Ayumi is always exciting to me.
興奮するという感情の発生源は、Hamazaki
Ayumiです。人ですよねえ。しかしこれをexcitedにするとHamazaki Ayumiがワクワクしている事になります。ワクワクしているのはto
meで私のほうです。この場合、Hamazaki Ayumiを人とは考えず、Hamazaki Ayumiという存在=抽象物と考えると良いと思います。日本語にすると浜崎あゆみを見ていると私はいつもわくわくする。というニュアンスですね。そう考えるとHamazaki
Ayumiは物ですのでingとなります。